普通、「猫またぎ」というと、猫が振り向きもしない 美味しくない魚の事をいうが、ここでは少し意味合いがちがい、あまりにも魚の身をきれいに食べて、さすがに魚の好きな猫も おもわず食べるのをあきらめてしまう事の例えである。
小生、子供のころから魚を食べるのが下手で、よく親に叱られた。根っからの 腹っぺらしで、大食漢だったものなので、もちろん早食い。勢いよく食べる習慣が身に付いていて 目の前に出された物で食べられる部分とそうでない部分(魚の場合、頭とか骨)があるというのは、めんどうで仕方がなく、まして箸で穿りながら食べるのは大の苦手としていた。
写真は先月、昔から知り合いの調理人さんのところを訪れた際、ご馳走して頂いた一品である。いろいろな料理を3人で箸をつつき合い、この鯛のあんかけ?(何という料理かわからない)は小生が仕上げた。
ここ数年、歳のせいか、健康のためゆっくり食べる習慣がつき、同時に魚も きれいに食べられるようになった。歳とともに、食べ物の好みも変わり、食べ方も変わる。チョット寂しい気がするが、これもごく自然な成り行きである。
アクセス数: →過去のクラショウブログはコチラ